昨日は悪疫新型コロナウィルスの退散を願って、豆まきをいたしました。「袖ひじて 結びし水の凍れるを 春立つ今日の 風や溶くらむ」紀貫之の有名な和歌ですが、夏に袖をまくってすくい上げた水が凍ってしまっている。立春の風が溶かしてくれるだろうか?と言う名作です。春を待つ歌ですね。我が家も豆まきは毎年行いますが、これを行うと何となく春に向かう、第一歩のような気分になります。
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「立春大吉」ってよく聞きますよね。今年こそ疫病が鎮静するのを願って、立春大吉の木札を頂いてきたのですが、「立春大吉」文字が左右対象なのですね。
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玄関に「立春大吉」の御札を貼ったりします。縦書きにしますと左右対称で、裏から見ても表から見ても「立春大吉」と読むことができますので、このお札が玄関などに貼ってあると、鬼が家に入ってから振り返っても同じように“立春大吉”と書かれたお札が見えるので、鬼は「この家にはまだ入っていない!」と勘違いをして逆戻りして出て行ってしまうと考えられているそうです。おもしろいですね。
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そして裏から見ても表から見ても「立春大吉」と読めるので鬼が家に入って振り返ってみても「立春大吉」と書いてあるので、まだだれもこの家にはいないと勘違いして出て行ってしまうのだそうです。
昔の人はよく考えますね。そんな訳で入り口に飾りました。早く、新型コロナウイルスの悪鬼が世界から退散いたしますように。